マガジンのカバー画像

X(かける)シリーズ

13
異なる分野のふたりによる対談企画!それぞれの研究や未来へ“かける” 思いを語ります
運営しているクリエイター

#早稲田大学

量子コンピュータのハードウエア開発を目指して:青木隆朗×古田彩

全く新しい方式の量子コンピュータ研究に取り組むムーンショット目標6のプロジェクト「ナノファイバー共振器QEDによる大規模量子ハードウェア」を率いる、青木隆朗プロジェクトマネージャー(以下、PM)。 2020年、コロナ禍で実験室に行けなかったときに、それまで頭の片隅にあったスタートアップの設立準備に本腰を入れて取り組み始めました。そして、2022年、日本では類を見ない、量子コンピュータのハードウェアのスタートアップを設立し、成長ステージを駆け上がっています。 青木PMはなぜスタ

”共振器QED系”というオリジナルのアイデアで追い上げる:青木隆朗×古田彩

だれもが量子コンピュータを使える未来はいつ訪れるのでしょうか。量子コンピュータの方式は有望なものが複数知られていますが、いずれにも乗り越えなければならないハードルがあります。そのなかで、全く新しい方式の量子コンピュータ研究に取り組むプロジェクト「ナノファイバー共振器QEDによる大規模量子ハードウェア」を率いているのが、青木隆朗プロジェクトマネージャー(以下、PM)です。自らの手でつくりだした系を発展させた、というこの方式には、圧倒的に有利な点があるのだそう。 青木PMと対談す