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プログラムディレクターに聞く ムーンショットがつくる未来

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ムーンショット目標の各プログラムディレクターに、日本科学未来館の科学コミュニケーターがインタビュー!
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#新・未来

産業、経済を飛躍的に発展させる「誤り耐性型汎用量子コンピュータ」の実現に挑む!

JSTでムーンショットの広報を担当しているスズキマです。 この記事では、ムーンショット型研究開発事業として取り組んでいる9つの目標の中から、目標6『2050年までに、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピュータを実現』を推進するプログラムディレクター(PD)、大阪大学大学院基礎工学研究科 教授の北川勝浩先生へのインタビューをお届けします。 量子コンピュータは、いわゆるデジタルの概念である「0と1の組み合わせ」ではなく、物質を形作る量子の性質を利用

AIロボットは何を学び、どこに向かうのか? AIロボットと人間の共生、これからを考える

JSTでムーンショットの広報を担当しているワタナベです。 今回はムーンショット型研究開発事業として取り組んでいる9つの目標の中から、目標3『2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現』のプログラムディレクター(PD)である名古屋大学 未来社会創造機構 客員教授の福田敏男先生へのインタビューをお届けします。 このプログラムでは、2050年に向けて、家事・接客から福祉や医療の現場で人と一緒に活動できる汎用型AIロボット、月面や被

未来の医療のカギを握る技術「全身ネットワークシミュレーター」とは?

JSTでムーンショットの広報を担当しているマサトです。 この記事では、ムーンショット型研究開発事業として取り組んでいる9つの目標の中から、目標2『2050年までに、超早期に疾患の予測・予防をすることができる社会を実現』を取り上げ、この目標のプログラムディレクター(PD)である愛知医科大学 理事長・学長の 祖父江元先生へのインタビューをお届けします。 この目標のカギを握るのは、健康状態の不安定化を予見するための「全身ネットワークシミュレーター」という技術です。祖父江先生はこ

身代わりロボットでどこへでも行ける未来がやってくる!? 「サイバネティック・アバター」の最前線

JSTでムーンショットの広報を担当しているワタナベです。 今回はムーンショット型研究開発事業として取り組んでいる9つの目標の中から、目標1『2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現』を取り上げ、本目標のプログラムディレクター(PD)である大阪芸術大学芸術学部アートサイエンス学科 学科長・教授の萩田紀博先生へのインタビューをお届けします。 この目標の実現のカギを握るのは「サイバネティック・アバター(CA)」とよばれる概念です。身代わりのロボッ