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他のプログラムとも「知」の交流・融合を!【目標2×7技術交流会】を開催しました

2023 年 6 月 16 日(金)に御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターにて【ムーンショット目標2×7(ツーバイセブン)技術交流会】が開催されました。この交流会はまさに現在進行形で進められている研究内容の情報
を扱うため非公開での開催でしたが、その様子を少しだけお伝えします。

御茶ノ水ソラシティ( カンファレンスセンター入口)

JST の目標 2 担当のカワです。
目標2は「2050 年までに、超早期に疾患の予測・予防をすることができる社会を実現」
目標7は「2040 年までに、主要な疾患を予防・克服し 100 歳まで健康不安なく人生を楽しむためのサステイナブルな医療・介護システムを実現」
という目標を掲げており、「健康な社会を実現する」という共通の目的があります。
しかしながら、目標2は JST(科学技術振興機構)、目標 7 は AMED(日本医療研究開発機構)、とそれぞれ異なる研究推進法人が担当しています。
担当する研究推進法人が異なっていたとしても、研究には垣根はありません。
そこで、お互いの目標におけるプロジェクトで何を目指して、どんな手法を用いているのか、どんな研究成果が出ているのかなど情報や意見を交換し、それぞれの目標達成に資するような技術的アイデアを得ることを目的に、初めての技術交流会が開催されました。

会場には、目標2と目標7のプロジェクトマネージャー(以下、PM)をはじめとする総勢約 100 名の研究者が参加。午前は、目標2の PM5 名と目標7の PM9 名が各プロジェクトの概要を紹介しました。オンラインの参加者も 80 名以上と、お互いのプロジェクトに対する関心の高さがうかがえますね。

開場直後の口頭発表会場の様子。この後、ほぼ満席となりました

午後は合計 58 演題のポスター発表があり、目標2と目標7の研究者がお互いの研究内容について、活発な議論を行っていました。

ポスター発表の様子

異なるプログラムの研究者が、このように対面で議論する場を設けるのは初めての試みでしたが、ポスター会場では絶えず議論が繰り広げられ、非常に盛況のうちに閉会となりました。中にはポスターの前でしゃがみ込みながら真剣かつ楽しそうに議論する方々もいて、このような異なる分野の対話から、ワクワクするような新しい知見やイノベーションが生まれるのでは、と感じました。

今後も各目標内にとどまることなく、プログラム間での連携・共創することで、ムーンショット目標の達成に大きく前進できるように研究開発を進めていきたいと思います。

目標2&目標7の PM 集合写真
後列左から:中西 PM、古関 PM、栗田 PM、阿部 PM、村上 PM、柳沢 PM
前列左から:高橋 PM、片桐 PM、本田 PM、松浦 PM、西川 PM、合原 PM、大野 PM
(南学 PM は早朝のヨーロッパからオンライン参加)

この記事を書いた人:カワ
ムーンショット目標2を担当して4年目。
[最近嬉しかったこと]カバンにつけていたお気に入りのキーホルダーを無くしてしまいかなりショックだったが、1週間後に見つかったこと。

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