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第2回 日欧ワークショップを在日スイス大使館と開催
ムーンショット目標3では、在日スイス大使館と共催し、2024年1月18日(木)から20日(土)にかけて、国際研究ワークショップを行いました。スイスでの第1回(2022年9月)に引き続き、第2回は日本での開催です。
こんにちは。JSTのムーンショット目標3担当の、しげるです。
目標3が目指す「2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現」のためには、日々めまぐるしく発展・変化していくこの領域で、世界中のAI/ロボット研究者を巻き込みながら革新的な研究開発を進めていくことが重要です。
在日スイス大使館科学技術部とは、先端科学技術における国際連携の重要性を互いに共有しながら協力関係を築いてきており、研究者の選定・調整からプログラムの企画など、緊密な連携のもと共同でワークショップの準備と運営を取り進めてきました。
今回のワークショップには、欧州からスイスを中心に、イギリス、イタリア、ドイツの計12名の著名な研究者が参加され、ムーンショット目標3の研究者との間で活発な交流が行われました。
ワークショップの1日目(18日)は、日本側の研究開発紹介の一環として、菅野プロジェクト、原田プロジェクトで開発中のAIロボットの見学が行われ、残りの2日間(19日、20日)は、一橋講堂を会場として研究者交流プログラムを実施しました。
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ここではお互いの簡単な研究紹介に加えて、ムーンショット目標の実現に向けた具体的な国際連携を生み出すことに主眼を置いた研究者マッチング&個別ディスカッション中心のプログラムを構成。さまざまな研究者と深く議論できる場を創出しました。
普段の国際会議等での意見交換ではなかなか実現できないような、十分に時間をかけた中身の濃い議論・アイデア交換ができたようです。
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また、昼食や夕食会の場でも活発な交流と意見交換が行われました。2日目のスイス大使公邸で開催された夕食会では、第1回のワークショップをきっかけに国際連携に結びついた事例の紹介として、平田プロジェクトとスイス連邦工科大学チューリッヒ(ETH Zurich)との連携に関する契約披露も行われました。
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3日目の最後には、各プロジェクトからワークショップにおける議論の総括と今後の連携に関する展望が発表されました。今後の具体的なアクションや交流・連携に繋がるような内容報告もあり、有意義で充実したワークショップとなりました。
本ワークショップの準備から開催までご尽力いただいた在日スイス大使館科学技術部の皆さま、欧州側コーディネーターのRobert Katzschmann教授(ETH Zurich)、日本側コーディネーターの吉田和哉PM(東北大学)、そしてワークショップへご参加いただいた日欧研究者の皆さま、ありがとうございました。
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この記事を書いた人:しげる
趣味の写真撮影のため、梅・桜の名所への遠征を画策中。
関連情報
■ムーンショット目標3
「2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現」